バッテリー上がりは待ってみて解決しないなら充電や交換を

消耗品であるバッテリーはいつか必ず寿命がきて使えなくなります。バッテリー上がりが頻発するようになったら、寿命が近づいている可能性大です。エンジンが始動しなくなった場合はバッテリーの充電・交換をする必要がありますが、稀にバッテリーが復活するケースがあります。ここではバッテリーが自然回復するケース、エンジンがかからない場合にしばらく待ってみる必要性、などについて説明しています。

よくあるクルマのトラブルといえば

バッテリー上がりはクルマを所有する人なら、一度は経験したことがあるトラブルでしょう。ロードサービスの依頼内容でも、非常に件数が多くなっています。バッテリー上がりを起こす状態というのは、バッテリーが放電して十分な電力を供給できない状態です。そのためバッテリーを充電する、買い替えをするなどが主な対処法になります。一方で稀にしばらく待つことでエンジンが始動するケースがあるので、30分くらい時間を置いてから試してみるのもありです。ここでうまく始動した場合は、早めにバッテリーの充電または交換をしてください。いずれにしてもバッテリーは消耗品であり、ずっと使い続けることはできません。

自然回復する確率は高くはない

バッテリー上がりを起こしても自然回復するケースはありますが、その確率は決して高くはありません。また運よく自然回復しても、バッテリー自体が直ったわけではないのです。バッテリーの寿命は使用状況にもよりますが、一般的に2~5年くらいだと言われています。たまにしか運転しない場合は、バッテリーが放電しやすくなるため、バッテリー上がりのリスクは高くなります。始動時にエンジンの元気がなくなってきたと感じたら、バッテリー交換をする時期かもしれません。一般的には電圧が12.5V未満になったら交換のタイミングだと言われています。

バッテリーは寒さの影響を強く受けます

バッテリーは低温に弱い性質があり、寒い季節になるとエンジンのかかりが悪くなります。寒冷地用のバッテリーがある理由は、寒い土地で快適なカーライフを送るためです。北海道や東北エリアなどは、日中と夜間で気温が大きく上下することが少なくありません。こうしたエリアでは、朝一番でエンジンがかからなくても、気温が上昇する日中になるとバッテリー上がりが自然回復するケースがあります。ただしバッテリーの放電が比較的軽度の状況で効果的な対策であり、過度の放電をしている場合は充電や買い替えが必須となります。始動時の音が弱々しくなってきたら、バッテリーの寿命が近づいていると考えていいでしょう。

まとめ

バッテリー上がりが起きたときは、基本的に充電して電圧を復活させる、買い替えをするなどの対策が必要ですが、しばらく待つと始動することもあります。例えば寒い時間帯にバッテリー上がりを起こした場合、気温が上昇したタイミングで再度エンジンを回すと始動するケースがあるのです。ただしバッテリーの機能が低下していることに違いはないので、早めの充電・交換を検討してください。