車のトラブルの中でも、特に多いものがバッテリー上がりです。冬場に起きやすいトラブルというイメージもありますが、季節を問わず発生しやすいトラブルの一つとなっています。そんなバッテリー上がりが起きた時は、慌てず正しい対応をすることが大切です。バッテリー上がりが起きた時にやってはいけないことは何か、どんな対応をすれば良いかを簡単に説明していきましょう。
エンジンを何度もかけようとすること
バッテリー上がりが起きた時にやってはいけないことが、何度もエンジンをかけようとすることです。少しでも動きそうな気配がある場合、何度かチャレンジをすれば奇跡的に動くのではないかと考える人は少なくありません。しかし、バッテリーが上がった状態で無理にエンジンを動かそうとすれば、エンジンの故障など思わぬトラブルを招くことがあります。2~3回程度試してエンジンがかからないようであれば、違う方法を検討しておく方が良いでしょう。エンジンなどバッテリー以外にも不具合が出れば、その分修理代も増えることになるので注意が必要です。
そのまま放置をしておくこと
バッテリー上がりが起きた時の対策法の一つが、そのまま放置をすることです。しばらく置いておくことで自然回復する可能性があります。ただ、自然回復するのはとてもレアなケースで、何日も放置をすればバッテリー内に残っていた僅かな電力まで失われる可能性があります。さらに、放置時間が長くなれば充電をすることすらできない状態となってしまうことは珍しくありません。充電ができない場合は、バッテリー自体を交換しなければならず、思わぬ出費が発生します。こうした状況を避けたいのであれば、バッテリー上がりに気付いた時点で対策をしておくことがおすすめです。
バッテリー上がりの対処法
バッテリー上がりが起きた時は、他の車に助けを求める他、ガソリンスタンドや自動車保険・ロードサービスに相談をしてみることが有効です。選ぶ手段によっては費用が発生することもありますが、無理にエンジンを動かそうとしたり、放置をしたりするよりも、早く確実にバッテリーを回復させることができるでしょう。ただ、バッテリー自体が古くなっている場合は、交換を考えなければいけない可能性があります。前回の交換から時間が経っている場合は、助けを求めて終わりではなく、バッテリー自体の交換も検討しておく方が良いでしょう。寿命を迎えたバッテリーを使い続けていると、走行中にバッテリー上がりが起きるなどのトラブルが起きる可能性があります。
バッテリー上がりが起きたら早めに対策を
バッテリー上がりが発生した時は、冷静に対応していくことが大切です。闇雲にエンジンをかけようとしたり、自然回復を待って何日も放置をするようなことをすれば、状況が悪化する可能性があります。バッテリー上がりが起きていると気づいたら、その時点でガソリンスタンドやロードサービスなどに助けを求めるようにしておくことがおすすめです。